腎の働き

ホットドリンクと男性五臓六腑のお話の九番目は「腎臓」についてです。「腎臓」と「膀胱」は裏表の関係です。「膀胱」が陽、「腎臓」が陰です。毎回述べているように東洋医学の内臓の見方は、機能中心ですから「腎臓」とその機能について書きます。

五行の考え方から言うと「腎臓」は「水」に属します。「腎臓」は五臓の一つで深い場所にあるので陰、「膀胱」は表面に近いので陽です。

一年間で寒い冬や一日のうちで深夜から明け方にかけて調子を崩しやすくなります。つまり寒さに弱い臓器です。

古典には「腎臓」は「作強の官」(さっきょうのかん)と呼ばれています。これは先天の精(先天的に持っている生命のエネルギー)をコントロールするという意味です。生殖能力や気(生命のエネルギー)、骨などを支配しています。

西洋医学では、腎臓は血液から不要な物質を濃しとり尿として排出する機能をもつ臓器と考えています。そのため腎臓や膀胱などの器官を泌尿器と分類します。

お手洗しかし、東洋医学では排尿作用は「腎臓」の機能のごく一部分で耳、骨、髪、脳や神経にまで機能が及ぶと考えます。ですから排尿異常だけでなく耳の疾患、骨や歯の異常、物忘れや精神的疾患なども「腎臓」の機能低下と考えます。

腎の機能が低下すると今述べたような症状以外にも様々なものがあらわれます。それも個人個人であらわれ方が異なりますが、たいていの方に足の冷えがみられます。

少し重くなると耳鳴り、腰痛、なかなかとれない咳、頭髪の異常など様々な症状として出現します。「肝腎要」の語源になっているともいわれるほど体に重要な臓器です。

腎は「先天の気を蔵す」と言われ、先天の気は補うことができないので一旦腎臓を傷めたら治せないと思われがちです。中医(中国医学の医者)は腎気は補えないから気をめったやたらに出すものではないと言います。しかし、実際に治療をして調べますと、ひとつのイメージですが、たいていの方は腎の機能の50~60%ほどしか活用していません。体調を崩している方は20%10%という場合もあります。養生法と気功治療により70%80%と機能を上げることができるのであきらめてはいけません。

医者気功治療は気の巡りを回復する治療です。機能低下した内臓に気を集めることでその内臓を強くすることができます。手術や薬で治せない病気や病気になりたての頃には気功治療がたいへん向いています。

当院では、五臓の冷え・・機能低下・・を取ると共に内臓の機能向上をはかる治療をしています。病気が慢性化すると治療に多くの日数が必要となります。急性期(病気になって早い時期)に治療されることをお勧めします。まずは当院にご相談ください。