大腸の働き

人体模型五臓六腑のお話の八番目は「大腸」についてです。先月も書いた通り「肺」と「大腸」は裏表の関係です。大腸が陽、肺が陰です。毎回述べているように東洋医学の内臓の見方は、機能中心ですから大腸とその機能について書きます。

五行の考え方から言うと「大腸」は「肺」と同じく「金」(「ごん」もしくは「こん」と読みます)に属します。

 

「肺」は五臓の一つで深い場所にあるので陰、「大腸」は表面に近いので陽です。一年間で乾燥しはじめる秋や一日のうちで夕方から夜にかけて調子を崩しやすくなるということは前回書きました。

古典には「大腸」は「伝導の官」(でんどうのかん)と呼ばれています。これは食物が消化吸収されて糟として大腸まで届き、その糟を糞便に変えて排出するという意味です。

西洋医学では、大腸の機能を以前は若干の水分吸収と便を形作る働きしか考えていませんでした。小腸で約80%の水分を吸収し大腸では20%吸収すると言われています。退化した器官と言われる盲腸があり大腸は人間にとってそれ程大切な器官としては考えられていませんでした。しかし、最近になり免疫機能と深いかかわりがあるという報告がなされるようになり、腸内細菌でアレルギーを治す試みが行われるようになってきました。

肌あれを気にする女性東洋医学では、大腸は肺と裏表であり、気の巡りや皮膚の健康に関与していると考えています。皮膚の疾患は肺と大腸が深くかかわっているということです。肺は深いのですぐに効果が出ないため、表面にある大腸を治療することで気の巡りをよくし、皮膚疾患を治すことができます。皮膚疾患と同様に花粉症などのアレルギー疾患にも大腸がかかわっていると考えています。

先月も書いた通り、アレルギーや皮膚の疾患は現代薬で抑えるとしばらくはおさまりますが、そのあともっとひどくなります。そのためもっと強い薬を使い薬漬け状態という悪循環に陥ってしまいます。当院では、肺と大腸の気功治療で気の巡りをよくし、同時に肝臓の機能向上を図ることで皮膚疾患の治療をします。定期的に治療を続けるときれいな皮膚が取り戻せます。

何度も言いますが、内臓の機能低下は手術できませんし、薬は肝臓など数々の臓器を傷めてしまいます。当院の治療は体のバランスをとりながら治療するので副作用もなく安全安心です。ただ皮膚の疾患は皮膚を直接治療するのでなく内臓の機能向上を図ることから始めるため、治るまでに時間がかかります。そのため重症化する前の早めの治療が大事です。ある程度機能が回復するとそう簡単には病気になりません。

医師東洋医学の古典では、気が滞ると痛みや疾病が生ずると記しています。気功治療は気の巡りを回復する治療なので、機能低下した内臓に気を集め、その内臓を強くするので機能向上を図ることができるのです。

手術や薬で治せない病気や病気になりたての頃には気功治療がたいへん向いています。当院では、五臓の冷え・・機能低下・・を取ると共に内臓の機能向上をはかる治療をしています。

病気が慢性化すると治療に多くの日数が必要となります。急性期(病気になって早い時期)に治療されることをお勧めします。まずは当院にご相談ください。