肺の働き

紅葉今月は「肺」について書きます。五臓六腑のお話の七番目にあたります。「肺」は「大腸」と裏表の関係にあります。大腸が陽、肺が陰です。毎回述べているように東洋医学の内臓の見方は、機能中心ですから「肺」(肺とその機能)について書きます。

「木火土金水」という五行の考え方から言うと「肺」は「金」(「ごん」もしくは「こん」と読みます)に属します。「肺」は五臓の一つで深い場所にあるので陰、「大腸」は陽になります。

一年間で乾燥しはじめる秋や一日のうちで夕方から夜にかけて調子を崩しやすくなります。

古典には「肺」は「相傅の官」(そうふのかん)と呼ばれています。これは体の中と外と空気のやり取りをしたり、体内で肺と全身で気の受け渡しをすることを意味していると思われます。そのため、「気の本」とも呼ばれます。体の中で気を動かす中心という意味です。

肺は気のやり取りをするだけでなく、体内の水分を全身に分配したり、汗を調節したりする働きもあると考えます。肺と鼻、皮膚は切っても切れない関係があると言われます。

鼻を触る男性そのため肺の調子が悪くなると、皮膚や鼻などに症状が出ます。乾燥肌や湿疹、咳・痰、声の異常などです。これらの症状はまだ表面的ですが、ひどくなると喘息、胸痛、様々な肺疾患の症状に移行していきます。

皮膚のアレルギーは現代薬で抑えるとしばらくはおさまりますが、そのあともっとひどい状態で出てきます。当院では、肺の治療により気の巡りをよくするとともに、肝臓の解毒作用などの機能向上の治療をします。定期的に治療を続けるときれいな皮膚が取り戻せます。

喘息の患者様もいらっしゃいますが、たいていは何回かの治療で喘息発作が出なくなります。ただ、肺疾患に移行してしまうと、よい状態になるまでかなり時間がかかります。重症になる前に治療なさることをお勧めします。

お医者さん内臓の機能低下による疾患は手術はできませんし、薬は副作用があるため肝臓や胃をはじめ様々な臓器を傷めてしまいます。東洋医学の治療は体のバランスをとりながら治療するので副作用もなく安全安心です。ただ、即効性のない場合が多く治療に時間がかかるため、未病のうちに治すことが大事です。

当院では、五臓の冷え・・機能低下・・を取ると共に内臓の機能向上をはかる治療をしています。病気が慢性化すると治療に多くの日数が必要となります。急性期(病気になって早い時期)に治療されることをお勧めします。まずは当院にご相談ください。