脾の働き

うな重五臓六腑のお話の五番目は脾です。現代の解剖学で「脾臓」がありますが、東洋医学の「脾」は膵臓のことを指していると思われます。東洋医学の内臓の見方は、機能を中心に考えます。今回は「脾」(脾とその機能)について書きます。

「木火土金水」という五行の考え方から言うと「脾」は土に属します。「脾」は五臓の一つで深い場所にあるので陰、それに対応する陽は「胃」になります。脾と胃は表裏の関係です。

五行で「土」というと季節では土用にあたります。土用というと暑い夏の鰻の土用が思い浮かぶと思いますが、土用は年間四回あります。立春、立夏、立秋、立冬の前18日間が土用になります。つまり季節の変わり目ということになります。

腹痛の女性そのため脾(膵臓)と胃は特にいつということもなく調子を崩しやすいということになります。そして、現代は栄養過多により、休む間もなく働き続けていますから脾と胃の調子を崩している患者様は多くおられます。

古典には「脾」は「倉稟の官」(そうりんのかん)と呼ばれています。消化吸収された栄養分を血液とともに全身に巡らせる働きのことを示しています。

脾の調子が悪くなると、目の周り(眼輪筋)がぴくぴくしたり、唇が荒れたり、唾液が多くなったりします。もちろん、消化吸収がスムーズに行われなくなるので便秘や下痢、胸やけなどの症状がでます。ひどくなると、痩せてきて全身に力が入らなくなります。

 

この段階までくると、栄養を体が欲しているのに消化吸収ができず食べても胃腸を疲れさせ、ますます体力が落ちるという悪循環に陥ってしまいます。血糖値が高くなったり脂質異常症などは、膵臓を含めた消化器系の内臓疾患から起きてきます。カロリー制限も必要ですが、内臓の機能低下の改善が一番大切な治療となります。

内臓の機能低下による疾患は手術はできませんし、薬は副作用があるため肝臓や胃をはじめ様々な臓器を傷めてしまいます。東洋医学の治療は体のバランスをとりながら治療するので副作用もなく安全安心です。ただ、即効性のない場合が多く治療に時間がかかるため、未病のうちに治すことが大事です。

当院では、五臓の冷え・看護師と女性・機能低下・・を取ると共に内臓の機能向上をはかる治療をしています。病気が慢性化すると治療に多くの日数が必要となります。

急性期(病気になって早い時期)に治療されることをお勧めします。まずは当院にご相談ください。