新年あけましておめでとうございます

西暦で新年は冬至を過ぎた11日後に定められています。この日がなぜ新年になったかという歴史的経緯はあまりよくわかりません。天文学上の理由から決められた訳ではないようです。

天文学を基本として新年を定めるとしたら、冬至が新年になるのが適当かと思います。2000年前のヨーロッパにあった太陽神ミトラ教では、新年を冬至にしていたと言われています。

易学では冬至を「天の気」が一番弱くなる時としています。陰が極まった時です。しかし、「地の気」で陰が極まるのはもう少し後の時期になります。「地の気」で新年は立春になります。

「木火土金水」という五行の考え方が東洋の古典でありますが、その考え方から言うと、陰が極まる時は、「水」です。「水」には体の内蔵が割り当てられています。それが「腎臓」と「膀胱」になります。季節は「寒」です。

「寒」の季節は当然冷えますので「腎臓」「膀胱」が弱りやすい、という注意喚起の考え方が五行論には含まれています。

「腎臓」「膀胱」が冷えますと足腰が冷えます。体はバランスを取ろうとして、体の上のほうに熱が上がりのぼせます。冷えが更に進むと、消化器系にも冷えが入ります。体の中心が冷えると、バランスを取るために表面に熱が出てきて、発熱という症状になります。でも、体の中は冷えています。

体の中心の冷えは長年の蓄積から起きていますから、簡単には治りません。冷えると内臓は機能低下を起こし、免疫機能も衰えます。これが「老化」の起きるメカニズムです。
東洋の養生法を実践している方は、年齢が進んでも驚くほど若々しくしておられます。現代社会では季節の変化だけでなく、食物・水・空気・複雑な人間関係など、体を冷やす原因が私たちを取り囲んでいます。これらの原因からの攻撃に対抗するには、並大抵の力では足りません。

当院では、体の中心の冷えを取ると共に内臓の機能向上をはかる治療をしています。病気が慢性化すると、治療に多くの日数が必要となります。急性期(病気になって早い時期)に治療されることをお勧めします。

本年もよりよい治療を目指し、精進を重ねてまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。