糖尿病

注射厚生労働白書によると、糖尿病及びその疑いのある人は約2000万人いると推定しています。40歳以上では約3割の人が、糖尿病もしくは予備軍と考えられています。

糖尿病については様々な情報が出ていますから、詳細はインターネットや書籍をお調べいただくことにし、ここでは二次性糖尿病に関して、東洋医学の考え方と治療について書きます。

 

東洋医学の古典では「消渇」(しょうかち)という名前の疾患が糖尿病とイコールだと考えられます。喉が渇き水を沢山飲み尿も多くなるという病と記されています。

人間の体には飢餓に対応するホルモンは沢山ありますが、栄養過多を調節してくれるホルモンはインシュリンしかありません。飢えていることが前提で体が作られてきたからかも知れません。昭和の時代ぐらいまでは糖尿病はごく一部の人たちだけの病気だったのでしょう。

この「消渇」という病は、胃熱が原因で起きます。文字通り胃に熱がたまりすぎて乾燥し喉が渇き、水分を摂りますが、渇きが癒されない状態です。食欲も異常に亢進し食べて飲んで太ります。栄養過多で胃に益々熱がたまり更に食べて悪循環にはまります。

ビーチの女性古典的治療法では、食事療法と漢方薬、そして消化器系のつぼに鍼などをします。当院で行う気功治療でも食事療法は平行して行います。

糖尿病は血液中の血糖値が高過ぎることから、活性酸素が増えて様々な合併症が起きます。ですから、治療方法の一つは食事療法で、糖分を摂らない食事に変えることです。そうすれば血糖値は下がります。

 

断食療法は効果的ですが、よい指導者と準備が必要ですし、つらい面もあるので実行できる方は限られます。家庭で比較的やりやすいのは、砂糖やでんぷん質を減らした食事でしょう。これでもかなりの効果が期待できます。

もう一つの治療法はインシュリンの分泌を正常化することです。糖尿病は、血液中の糖分は高いのに、インシュリンが足りないために、各細胞に糖分が栄養としていきわたらない状態になります。これはインシュリンの分泌不足が原因になっています。すなわち膵臓(すいぞう)の機能低下が原因です。東洋医学では膵臓のことを「脾臓」と呼んでいます。

「脾臓」のつぼのつながりを脾経と呼びます。足の親指からお腹を通り脇の下まで続いています。痛風で親指に痛みがでるのは痛風も糖尿病と同様で脾経のつぼが関係しているからです。痛風も糖尿病も脾経のつぼを使い膵臓の機能を回復させることで症状が改善します。

ただ、長い年月続けた習慣から糖尿病になったのですから気功治療でも改善するまではそれなりの時間がかかります。先ほども述べましたように、食事療法や運動を取り入れ生活習慣を変えることで、治療効果が高まります。

ベジタブルしかし、生活習慣を変えるというのはなかなか難しいものです。最終的には意識を変えなくてはなりません。意識が変わらないと長続きせず、また元の状態に戻ってしまいます。

ここで言う意識とは「病気になったのは生活の中に何か原因があったのだから、病気にならない生活をしよう」という考え方です。そのような考えを持つか持たないかが、治るか治らないかの分かれ道ではないかと考えています。

事実、病気を治そうと強く願い、ご自分の生活を素直に見直す人は早く治ります。当院の気功治療を受けると病気が良くなるのと平行して考え方も前向きに変わってきます。もともと前向きな人が気功治療を数回受けると、ずれた歯車が戻り、自分の力で良くしていけるようになります。