高血圧

以前は「成人病」と呼ばれていた高血圧症は、今は生活習慣病に分類されています。長年の日常生活の習慣から罹る病で、糖尿病や心血管障害などと並び、かなり多くの方が治療をしています。

日常生活を見直すことが大切なため、実際には治癒することが難しい病気とされています。

高血圧には、一次性(原因がわかっていないもの)と二次性(原因が腎臓疾患などわかっているもの)があります。

二次性は原因となる疾患が治癒すれば治りますが、患者さん8割にあたる一次性高血圧は、降圧剤を生涯服用することになるのが一般的です。

高血圧自体はそれほど怖い病気ではないのですが、大抵は動脈硬化症があるため脳溢血、心疾患、腎機能不全などの引き金になるので、問題になります。現代医学では、嗜好品(アルコール、たばこ)の制限、塩分制限、運動療法、降圧剤の服用が主な治療法となります。

東洋医学の古典には高血圧症についての記述はありません。古典の時代は、一般庶民は質素な暮らしをしていたので高血圧になる要素がない上、短命だったからだと思われます。

しかし細かく調べてみると、気血が不足すると血行が悪くなり、気血不足を補う体の働きが出ることで血圧が上がるという内容の記述があります。

 

また、食物の偏りにより血が粘り血滞を起こすと言う記述もあります。これは、動脈硬化の古典的表現でしょう。このような症状がでた時は首まわりのつぼを使って治療するよう書かれています。

実際に治療していますと、高血圧症の患者様の首から肩にかけてはパンパンに固くなっています。治療が進んでいくとこのパンパンしていたのが柔らかくなります。そうなると、血圧は下がってきて弱い降圧剤に変えたり、降圧剤の量を減らしたりすることができます。

ただ、長年かけて高血圧症になったのですから、好転するまでにはずいぶん時間がかかります。気長にねばり強く治療することで血圧が下がると共に、血管の組織の代謝が良くなり動脈硬化も好転します。

当院では、初回は全身のバランスを取り、一週間後に二回目の治療をしています。二回目はバランスを崩す原因となる内臓の疲れ(内臓のエネルギーの乱れ)を調整します。そこまでスムーズにいけば、三回目からは月二回のペースでご来院いただいています。

しかし、症状によっては毎週お出でいただくケースもありますし、比較的バランスが調っている患者様では一ヶ月に一度の治療で済むようになることもあります。高血圧症の患者様の場合は、だいたい月に二回の治療を続けることで少しずつ血圧が低下してきます。

治療は基本的に、気功診断の後、気功治療、そして整体治療をしています。治療効果を高めるために鍼や灸をする場合もあります。

いずれの治療も、痛みはほとんどありません。治療の翌日あたりから不思議と体調が良くなってくるのが感じられます。一度、気功治療をお試しください。